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J-GLOBAL ID:201202236860227771   整理番号:12A1094897

エステル化細胞壁フェノール類の修飾はツマジロクサヨトウによる植食性に対するヒロハノウシノケグサの感受性を増加させる

Modification of esterified cell wall phenolics increases vulnerability of tall fescue to herbivory by the fall armyworm
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資料名:
巻: 236  号:ページ: 513-523  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: C0607A  ISSN: 0032-0935  CODEN: PLANAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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牧草細胞壁におけるアラビノキシランのフェルロイル化は架橋キシランに至る。そのような架橋は病原体及び植食昆虫に対する植物耐性で重要な役割を果たすように思える。本研究は,ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)による植食性に対する耐性に及ぼすフェルラ酸架橋の影響について,フェルラ酸エステラーゼ遺伝子を発現する遺伝子操作されたヒロハノウシノケグサ[Schedonorus arundinaceus (Festuca arundinacea)]を使用して調査した。これらの植物の成葉は細胞壁フェルラ酸及びジフェルレートが有意に減少したが,ジフェルレートに変化はなかった。トランスジェニック植物におけるエステル化細胞壁フェルラ酸の濃度減少は,調査したアワヨトウ幼虫の性能の全測定値にプラス効果を示した。細胞壁フェルラ酸の濃度が変化しない対照ヒロハノウシノケグサを給餌するときより,細胞壁フェルラ酸が低い葉を給餌するときに幼生生存率が高く(89対57 %),そして成長が速かった( 2.1日で蛹化)。全体的に,死亡率,成長及び食物利用はそれらが摂取した葉中のエステル化細胞壁フェルラ酸及びジフェルレートの濃度と負の関係性が見られた。本研究は,細胞壁エステル化フェルラ酸の改良濃度をもつトランスジェニック植物を初めて使用して昆虫に対する植物耐性におけるフェルロイル化の役割を試験した。ヒロハノウシノケグサの葉におけるジフェルレートエステルによるアラビノキシランの架橋及びフェルラ酸の蓄積は昆虫植食性に対する物理的障壁の基礎をなすと結論できる。牧草細胞壁中のフェルラ酸架橋の減少が昆虫植食性に対する植物の感受性を増加させる可能性がある。Copyright 2012 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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飼料作物,草地  ,  昆虫・ダニによる植物被害 
物質索引 (1件):
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