抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ストレート杭を用いた拡大根固め工法において,根固め部の下方長さと強度が杭の支持力特性に与える影響を調べることを目的として,地盤内応力を再現できる加圧土槽を用いて模型載荷実験を行った。得られた主な結果は,1)下方長さが無い場合は,根固め強度に関わらず「付着切れ破壊」が起こり,載荷初期において杭頭荷重が急減した,2)下方長さが杭径の0.83倍で根固め強度が5N/mm
2のケースは「パンチング破壊」と「突出部の圧縮破壊」が起こり,載荷初期に杭頭荷重が増加しなくなった。しかし,下方長さが杭径の0.83倍で根固め強度が15N/mm
2のケースは,最終的には,「パンチング破壊」が起こったが,極限支持力を評価する沈下量(杭径の10%)までは,下方長さが杭径の1.3倍のケースと同等の支持力が得られた,3)下方長さが杭径の1.3倍で根固め強度が15N/mm
2のケースの破壊性状は「水平クラック破壊」であり,載荷終了まで杭頭荷重が増加し続けた。