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J-GLOBAL ID:201202236962237445   整理番号:12A0956328

in vitroおよびin vivoで安定した活性を有する蛍光ウイルス粒子

Fluorescent viral nanoparticles with stable in vitro and in vivo activity
著者 (7件):
資料名:
巻: 33  号: 26  ページ: 6194-6200  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本稿では,B型肝炎ウイルス(HBV)カプシド粒子の240表面スパイクチップの各々に蛍光タンパク質(FP)(DsRedまたはeGFP)を遺伝的に挿入することにより蛍光カプシドナノ粒子(FCNP)を合成した。すなわち,大腸菌で発現した際,FCNPは,HBVコアタンパク質の自己集合機能(すなわち,カプシドの基本的な集合単位)に起因して約40nmの均一な直径を有する球状のナノ粒子を形成し,Ni2親和性およびショ糖勾配ベースの精製を通じて精製に成功した。著者らは,また,DsRed(またはeGFP)とカプシドとの間にグリシンに富むフレキシブルリンカーペプチドを追加し,カプシド表面に密に表示されたDsRed(またはeGFP)における蛍光消光を低減した。同種の蛍光モノマータンパク質と比較して,FCNPが有意に増幅した蛍光強度(160~170倍)と37°C,50%血清溶液でも立体配座の安定性を示したことは注目すべきである。FCNPの立体配座の高い安定性は,DsRed(またはeGFP)の天然の立体配座を維持するため,HBVカプシド粒子の高い安定した構造とカプシドスパイクチップに蛍光タンパク質の優れた指向挿入による両方の結果と思われる。強い励起光への連続的暴露により推定した場合,FCNPはDsRed,eGFP,および一般的に使用される有機蛍光色素よりもはるかに高い光安定性を示した。それは多分FCNP立体配座の安定性の増強が蛍光色素の退色を有意に低減しため生じた。特に,rFCNPが長期間マウス内部で高レベルの蛍光を強く発し,それによってin vivoでの高い安定性を示すことは注目すべきである。開発したFCNPは,様々な生体分子検出アッセイにおいてin vivoでの光画像だけでなく,in vitroでの蛍光レポーターとして効果的かつ非細胞傷害性のツールとして使用される非常に大きな可能を秘めているようである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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ウイルスの生化学  ,  生物学的機能 
タイトルに関連する用語 (3件):
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