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J-GLOBAL ID:201202237078785389   整理番号:12A0250233

骨芽細胞および破骨細胞においてフラボノリグナンのシリビニンにより亢進される骨芽細胞形成と骨保護

Osteoblastogenesis and Osteoprotection Enhanced by Flavonolignan Silibinin in Osteoblasts and Osteoclasts
著者 (7件):
資料名:
巻: 113  号:ページ: 247-259  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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骨芽細胞形成の減少と骨吸収の増加による骨再形成のアンバランスは,骨粗鬆症などの骨疾患の原因となることが知られている。シリマリンの活性成分であるシリビニンは強力な抗酸化物質で,抗肝毒性特性と抗癌作用を持つことが多くの研究により示されている。本研究では,シリビニンのin vitroにおける骨形成作用と骨保護作用について検討した。マウス破骨細胞性細胞MC3T3-E1を骨形成性培地中で,シリビニンを添加して15日間培養したところ,細胞増殖およびマトリックスの石灰化の促進と,アルカリホスファターゼ,1型コラーゲン,結合組織増殖因子および骨形成タンパク質2の誘導の亢進が観察された。分化したMC3T3-E1細胞では破骨細胞形成に必須なRANKLの分泌亢進が認められたが,この亢進はシリビニンにより消失した。マウスマクロファージRAW 264.7細胞をRANKL存在下,シリビニンを添加して5日間前培養すると,RANKLにより上昇したRANKの転写と細胞内接着分子-1の発現が低下し,マクロファージの多核破骨細胞への分化が抑制された。シリビニンは,RANKLによって上昇した酒石酸抵抗性の酸性ホスファターゼおよびカテプシンKの誘導とマトリックスメタロプロテイナーゼ-9の活性をTRAF6-c-Srcシグナル伝達経路の阻害を介して阻止することが分かった。以上より,骨芽細胞形成を促進し,破骨細胞性の骨吸収を阻害する治療薬としてのシリビニンの可能性が示された。
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分類 (2件):
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骨格系  ,  生薬の薬理の基礎研究 
物質索引 (1件):
物質索引
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