抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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人類が自らの手で製糸する人造繊維の開発の歴史を振り返る中で,先ず破壊的イノベーションに値する革新的な繊維・不織布の素材/製糸技術について概観し,次に現在の繊維素材と製糸技術における課題とそれらを解決するための新たな潮流を概観し,期待される次世代科学繊維・不織布について展望を試みた。まずイノベーションとは,破壊的イノベーションとは(持続的イノベーションと破壊的イノベーション,破壊的イノベーションの2類型)について,次いで繊維・不織布の素材/製糸技術に関する破壊的イノベーション(溶液紡糸,溶融紡糸,液晶紡糸,ゲル紡糸,炭素繊維)について,さらに繊維・不織布の繊維形状に関する破壊的イノベーション(メルトブロー,フラッシュ紡糸,溶融紡糸型超極細繊維とその後の進歩)について,最後に21世紀の繊維素材/製糸法による破壊的イノベーション(化石資源から再生可能資源へのパラダイムシフト,ポリ乳酸繊維)について順次述べた。