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J-GLOBAL ID：201202237096298436   整理番号：12A0054736

Streptococcus thermophilusのCRISPR/Cas系は大腸菌において免疫を賦与する

The Streptococcus thermophilus CRISPR/Cas system provides immunity in Escherichia coli

著者 (6件)： SAPRANAUSKAS Rimantas (Vilnius Univ., Vilnius, LTU) ,  GASIUNAS Giedrius (Vilnius Univ., Vilnius, LTU) ,  FREMAUX Christophe (Danisco France SAS, Dange-Saint-Romain, FRA) ,  BARRANGOU Rodolphe (Danisco USA Inc., WI, USA) ,  HORVATH Philippe (Danisco France SAS, Dange-Saint-Romain, FRA) ,  SIKSNYS Virginijus (Vilnius Univ., Vilnius, LTU)
資料名： Nucleic Acids Research  (Nucleic Acids Research)
巻： 39  号： 21  ページ： 9275-9282  発行年： 2011年 
JST資料番号： D0242C  ISSN： 0305-1048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： CRISPR/Cas適応免疫系は古細菌および細菌においてファージやプラスミドに対する抵抗性に関与している。本研究では,S.thermophilusのCRISPR/Cas系の異種細菌への移入と機能発現について検討した。S.thermophilusのCRISPR3/Cas系を移入した大腸菌は,プラスミド形質転換とファージ感染に対して異種性の防御反応を示すことが分かった。この干渉は配列特異的で,proto-spacer adjacent motif内あるいは近傍が突然変異するとプラスミドがCRISPRでコードされた免疫を回避できることが示された。cas9遺伝子はCRISPRでコードされる干渉に必要な唯一のcas遺伝子であることが分かった。この干渉はCas9 McrA/HNHモチーフおよびRuvC/RNaseHモチーフに依存していることが,突然変異解析により明らかになった。以上より,活性なCRISPR/Cas系は離れた属を越えて移動可能で,侵入性の核酸に対する異種性の干渉を賦与できることが示された。

シソーラス用語： パリンドローム ,  *免疫 ,  Streptococcus thermophilus ,  *大腸菌 ,  形質転換 ,  バクテリオファージ感染 ,  *免疫反応 ,  遺伝子クローニング ,  タンパク質 ,  生体防御 ,  ヌクレオチド配列
準シソーラス用語： CRISPR ,  *適応免疫 ,  免疫回避 ,  Cas9

分類 (1件)： 微生物生理一般  (EG03051L)

タイトルに関連する用語 (5件)： Streptococcus ,  CRISPR ,  CAS ,  大腸菌 ,  免疫