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J-GLOBAL ID：201202237253372327   整理番号：12A1634922

エマルション塗料向け低汚染化剤の研究

著者 (4件)： 坂口真哉 (大日本塗料) ,  小寺美也子 (大日本塗料) ,  安斎康弘 (大日本塗料) ,  伊ケ崎孝明 (大日本塗料)
資料名： DNTコーティング技報  (DNT Technical Report on Coatings)
号： 12  ページ： 14-20  発行年： 2012年10月10日 
JST資料番号： L5224A  ISSN： 1346-8367  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年構造物の高層化,高意匠化によって塗り替えや洗浄が困難となり塗膜上の汚れが目立ちやすい傾向にある。そのため,塗膜に低汚染機能を付与することが望まれている。そこで,既存の塗料に添加することで低汚染機能を付与できる,「添加形低汚染化剤」について検討した結果を報告する。塗膜を低汚染化させる技術は多々あるが,コロイダルシリカを利用した塗膜親水化による汚染除去機能に着目した。しかし,コロイダルシリカは塗料に混合し塗布しても塗膜表面への配向性は弱く,かつブリードアウトしやすいため,表層への配向および塗膜への固定化が必須となる。そこでコロイダルシリカと相互作用のあるアルキレンオキサイド基を有する低分子~高分子化合物を固定化剤として,アクリルエマルションに添加し成膜させた後,接触角や汚染除去性等の試験を行った。その結果,一般的な塗料に添加することで塗膜の性能を低下させることなく,長期の低汚染機能を発揮できる低汚染化剤を開発することができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *エマルション塗料 ,  *混和材料 ,  汚染防止 ,  *化学的加工 ,  *除去 ,  *浄化 ,  表層 ,  配向 ,  改変 ,  アクリル樹脂塗料 ,  添加物効果 ,  界面活性剤 ,  耐水性 ,  曝露試験 ,  *二酸化ケイ素
準シソーラス用語： *シリカ ,  *コロイダルシリカ ,  *汚染除去 ,  *汚染防止剤 ,  固定化 ,  *親水化 ,  配向性

分類 (5件)： 各種塗料  (YJ03060I) ,  大気汚染一般  (SB03010B) ,  その他の原料・補助材料  (YJ03040M) ,  吸着剤  (YB03000W) ,  その他の洗浄剤  (YG02040W)

引用文献 (4件)：

• 1) S. U. Pickering, J. Chem. Soc., 91, 2001 (1907) .
• 2) Bernard P. Binks, Colloidal Particles at Liquid Interfaces, Cambridge University Press, Cambridge, 2006, §1.
• 3) M. J. Percy, C. Barthet, C. Lobb, M. A. Khan, S. F. Lascelles, M. Vamvakaki, and S. P. Armes, Langmuir, 16, 6913 (2000).
• 4)堀江美也子、坂口真哉、青木隆一,DNTコーティング技報No.8,P9-17(2008)

タイトルに関連する用語 (3件)： エマルション塗料 ,  汚染 ,  研究