抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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衝突シミュレーション実験は,アミノ酸のような低分子のもがが扱われており,分子量の大きな有機物は検討されていない。星間環境を模擬した系での有機物生成実験からは分子量数千程度の複雑有機物の生成が確認されている。ここでは,模擬星間有機物を合成し,高速衝突実験によりその有機物の安定性を調べ,地球への供給可能性について検討した。模擬星間有機物としてCO,NH
3,H
2Oを封入し,加速器を用いて3MeVの陽子線を2mC照射した。陽子線により生成した有機物(CAW)を酸加水分解後,アミノ酸分析を行った。さらに,CAWを衝突後回収し,ゲル濾過クロマトグラフィーにより分子量の変化を調べ,CAWは高速衝突に対しても分解することなく安定であることを示した。