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J-GLOBAL ID:201202237374978001   整理番号:12A0156440

京都市におけるササの葉の生産および流通

Preparation and Distribution of Dwarf Bamboo Leaves in Kyoto City.
著者 (4件):
資料名:
巻: 93  号:ページ: 270-276  発行年: 2011年12月01日 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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京都市では,左京区の北部山間地域でササの葉が採集され,京都市内で食品の包装や祇園祭厄除け粽の作成に利用されてきた。本研究では,ササの葉の採集・加工方法と流通・利用状況を明らかにするとともに,最近まで京都市内でササの葉を生産し,利用する体制が維持されてきた要因を明らかにすることを目的とした。調査の結果,当地域の花脊別所町と大原百井町の集落周辺の里山で,裏に毛のないササの当年生葉が採集され,天日乾燥されていたことが明らかになった。また,広葉樹の択伐といった里山管理がササの旺盛な生育につながっていた可能性が示唆された。このような地域の知恵や技術により,品質の良いササの葉を生産し,利用する体制が最近まで維持されてきたと考えられた。一方,2004年から2007年にかけて京都市内のササが一斉開花・枯死した以降は,他の産地のササの葉が利用されていた。また,ササの葉の生産に関して後継者も不足していることが明らかとなった。京都市において再びササの葉を生産し,利用していくうえで,ササの葉の生産に必要な労働力を確保すること,ササの葉の生産に関する地域の知恵や技術を伝えていくことが重要であると考えられた。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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樹皮,その他の林産物 
引用文献 (42件):
  • Cetinkaya G (2009) Challenges for the maintenance of traditional knowledge in satoyama and satoumi ecosystems, Noto Peninsula, Japan. Hum Ecol Rev 16: 27-40
  • 深町加津枝 (2004) 里山とは—その構造と地域性—. 森林科学 42: 4-9
  • 平凡社編 (1979) 京都市の地名. 平凡社
  • 犬井 正 (2002) 里山と人の履歴. 新思索社
  • 石井 実・植田邦彦・重松敏則 (1993) 里山の自然をまもる. 築地書館
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