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J-GLOBAL ID:201202237457764003   整理番号:12A1213442

除草剤用キャリアシステムとしてのポリ(ε-カプロラクトン)ナノカプセル 物理化学的特性及び遺伝毒性評価

Poly(ε-caprolactone)nanocapsules as carrier systems for herbicides: Physico-chemical characterization and genotoxicity evaluation
著者 (9件):
資料名:
巻: 231-232  ページ: 1-9  発行年: 2012年09月15日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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農業用除草剤の毒性は,その化学的安定性,溶解性,生物利用特性,光分解性及び土壌収着特性の影響を受ける。毒性を最小化できる解決策の中には,化合物の特性を変性し,放出制御が可能なキャリアシステムの開発もある。3種のトリアジン系除草剤(アメトリン,アトラジン及びシマジン)を含むポリ(ε-カプロラクトン)(PCL)重合体ナノカプセルを調製し,環境影響抑制が可能な放出制御システムとしての適性を評価するために,特性解析を行った。ナノカプセル中の除草剤の総合効果は84%を上回った。安定性(粒径,ζ電位,多分散性及びpHを考慮)の評価を270日間行って,粒子の溶液中での安定性を認めた。In vitro放出動態試験により,高分子鎖の緩和を主因とするナノカプセルからの除草剤の制御放出現象を明らかにした。顕微鏡分析により,ナノカプセルは球体で高密度であるが,凝集体を含まない事が分かった。除草剤包含PCLナノカプセルの赤外スペクトルには,除草剤関連バンドが認められず,これらの化合物間の相互作用の生起を示唆している。遺伝毒性試験により,除草剤包含ナノカプセルの諸製剤は,遊離状態の除草剤よりも毒性が低い事が分った。以上の結果は,PCLナノカプセルが環境系中での除草剤の挙動改善技術として有望である事を示唆している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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農薬  ,  雑草に対する農薬 
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