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J-GLOBAL ID:201202237477096074   整理番号:12A0228591

二番茶生育期間中の茶樹におけるセシウムの吸収・移行について

Absorption and Transfer of Cesium in Tea Plants during the Growing Period of Second Flush
著者 (2件):
資料名:
号: 112  ページ: 55-59  発行年: 2011年12月31日 
JST資料番号: G0753A  ISSN: 0366-6190  CODEN: CHKHB9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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二番茶生育期において,土壌や成葉からのセシウム(Cs)の吸収と新芽への移行を解明する目的で,Csを施用するトレーサー実験を行った。品種「やぶきた」茶園において土壌面に直接散布する方法(土壌散布),樹冠上から降雨状に散布する方法(葉面散布(降雨状)),樹冠上から霧状に散布する方法(葉面散布(霧状))で,塩化セシウム溶液を施用した。その結果,Cs含量は,新芽,古葉とも土壌散布では対照区とほとんど変わらず,増加は認められなかった。葉面散布(降雨状)では新芽,古葉とも明らかなCs含量の増加が認められた。葉面散布(霧状)ではさらに高い値を示した。新芽のCs含量は古葉に比べて平均で約1.6倍高かった。また,土壌散布では新芽のCs含量増加が認められなかったことから,移行率は0%であり,葉面散布(降雨状)での移行率は少量施用が3.3%,多量施用が6.2%であった。葉面散布(霧状)ではそれぞれ8.8%,11.7%であった。以上の結果より,東京電力福島第一原発の事故による2011年産一番茶の放射性セシウム汚染は,土壌からの吸収に由来するのではなく,茶葉や枝条からの吸収に由来すると考えられた。また,古葉中のCs/K比がわかれば新芽のCs含量を推定できる可能性が示唆された。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
し好料作物  ,  植物の病災害一般  ,  植物での代謝と蓄積 
引用文献 (1件):
  • 1) 財団法人原子力環境整備センター(1988):土壌から農作物への放射性物質の移行係数, 環境パラメータ・シリーズ1
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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