文献

J-GLOBAL ID：201202237482864780   整理番号：12A1252402

吉野川市山川町の地質 段丘堆積物と高越鉱山の現況

著者 (18件)： 阿部肇 (地学団体研究会) ,  阿部肇 (小松島高) ,  西山賢一 (地学団体研究会) ,  西山賢一 (徳島大) ,  東明省三 (地学団体研究会) ,  東明省三 (阿南市文化財保護審議会) ,  石田啓祐 (地学団体研究会) ,  石田啓祐 (徳島大) ,  中尾賢一 (地学団体研究会) ,  中尾賢一 (徳島県博物館) ,  辻野泰之 (地学団体研究会) ,  辻野泰之 (徳島県博物館) ,  森江孝志 (地学団体研究会) ,  森江孝志 (相生中) ,  橋本寿夫 (地学団体研究会) ,  橋本寿夫 (鳴門市第一中) ,  佐藤高則 (地学団体研究会) ,  佐藤高則 (徳島大)
資料名： 阿波学会紀要  (Proceeding of Awagakkai)
号： 58  ページ： 1-12,1(7)  発行年： 2012年07月20日 
JST資料番号： L6309A  ISSN： 1340-6523  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 徳島県吉野川市山川町の吉野川支流の川田川流域に分布する段丘堆積物,および鉱山跡の分布と歴史・現況に関して調査を行った。四国山地から流下する川田川に沿って山川段丘,山路段丘,川島段丘および高位段丘の4段の段丘が分布することを確認した。それらの段丘の礫はいずれも三波川変成岩類の礫である。また高越山の北山麓には礫質堆積物からなる上谷礫・粘土層が緩斜面を構成して分布することを確認した。その層厚は40m以上と厚く。高越山を含む四国山地の隆起と吉野川谷の相対的な沈降を示唆している。高越山の山麓には,キースラーガー鉱床を採掘していた鉱山遺構が点在している。近代産業遺産としての鉱山開発の歴史と現況を整理する目的で,現地調査と聞き取り調査を行った。その結果,採掘当時の状況ならびに遺構の分布と現況,および複数の坑口の分布が明らかとなった。

シソーラス用語： *徳島県 ,  *河成段丘 ,  *銅鉱床 ,  礫 ,  *河成堆積物 ,  含銅硫化鉄鉱鉱床 ,  吉野川 ,  段丘堆積物
準シソーラス用語： キースラーガー

分類 (2件)： 堆積学一般  (DE05010J) ,  金属鉱床  (DE09030H)

引用文献 (11件)：

• 防災科学技術研究所,2006,地すべり地形分布図第30集「徳島・剣山」.防災科学技術研究所研究資料,297.
• 高越鉱業,1959,高越鉱業所概況説明書.14p,
• 水野清秀・岡田篤正・寒川旭・清水文健,1993,2.5万分の1中央構造線活断層系(四国地域)ストリップマップ説明書.構造図(8),地質調査所,63p.
• 森江孝志・西山賢一・古澤明・石田啓祐・中尾賢一,2010,四国東部,吉野川谷に分布する土柱層から見いだされたテフラ.徳島大学総合科学部自然科学研究,24,65-72.
• 中川衷三・寺戸恒夫・増田英俊,1968,徳島県美馬郡山川町~麻植郡川島町間の後期第四系一四国の後期第四系の研究その1-,徳島大学学芸学部紀要,18,7-13.

タイトルに関連する用語 (4件)： 吉野川 ,  地質 ,  段丘堆積物 ,  鉱山