文献

J-GLOBAL ID：201202237576005323   整理番号：12A1690554

炭素鋼上のNaCl液滴に関する大気腐食電気化学

Atmospheric-Corrosion Electrochemistry of NaCl Droplets on Carbon Steel

著者 (2件)： LI Shengxi (Univ. Hawaii at Manoa, Hawaii, USA) ,  HIHARA L. H. (Univ. Hawaii at Manoa, Hawaii, USA)
資料名： Journal of the Electrochemical Society  (Journal of the Electrochemical Society)
巻： 159  号： 11  ページ： C461-C468  発行年： 2012年 
JST資料番号： C0285A  ISSN： 1945-7111  CODEN： JESOAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 鋼の海洋大気腐食の機構を理解するために,炭素鋼表面上に予備析出したNaCl粒子の高湿度への曝露後の潮解によって生成したNaCl液滴の電気化学を探った。生成したNaCl液滴の濃度およびpHを測定した。また,鋼上のNaCl液滴中での分極実験を行って,液滴腐食の電気化学に関する理解を提供した。小さなNaCl液滴(D<~100μm)が8に近いpH値を有したが,鋼基板の活性腐食をもたらしたより大きな液滴(D>~100μm)は8~9の範囲のpH値を有した。小さな潮解したNaCl液滴についての開回路電位(OCP)値は-0.10V_SCE~-0.0V_SCEで,液滴下での不動態化を示した。より大きな液滴は,液滴下での活性腐食の発生とともに,-0.50V_SCE~-0.30V_SCEの一層低いOCP値を有した。アノード分極によって,小さな液滴下での不動態化および大きな液滴下での活性溶解が示された。カソード分極によって,カソード還元では酸素還元が主な反応であることが示された。

シソーラス用語： *炭素鋼 ,  *塩化ナトリウム ,  液滴 ,  *大気腐食 ,  電気化学的挙動 ,  海洋環境 ,  析出 ,  前処理 ,  粒子 ,  湿度 ,  曝露 ,  融解 ,  濃度 ,  pH【水素イオン指数】 ,  基板 ,  活性 ,  *不動態化 ,  電極電位 ,  陽分極 ,  陰分極 ,  カソード還元 ,  溶解 ,  時間依存性
準シソーラス用語： 金属基板 ,  高湿度 ,  酸素還元 ,  潮解

分類 (3件)： 電極過程  (CB07040U) ,  腐食  (WB03030B) ,  塩  (CD01050V)

タイトルに関連する用語 (5件)： 炭素鋼 ,  NaCl ,  液滴 ,  大気腐食 ,  電気化学