抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成20年4月より平成22年1月まで,本市浄水場及びその水源において合成抗菌剤を主とした動物用医薬品等69物質の実態調査を行った。A浄水場の水源である相模湖では計26物質検出され,検出物質は流入するX発電所用水からの検出物質とほぼ同一であり,汚染源は発電用水路を介した相模川上流域であることが推察された。B浄水場の水源の一つである酒匂川流域では計9物質が検出されたが,その濃度は低値であった。もう一つの水源である相模川中流域では,その支川である小鮎川の片原橋でスルファジメトキシンなどが比較的高濃度で検出され,排出源は畜産排水であることが疑われた。C浄水場の水源である多摩川流域では計7物質が検出され,検出物質は下水処理場放流水と河川水がほぼ同一であり,排出源は下水処理場放流水であることが疑われた。スルファニトランなどいくつかの物質については塩素処理による除去効果を得られなかったが,粉末活性炭処理による処理が良好であったため,塩素処理及び粉末活性炭処理を行うことで除去可能であるとの結果が得られた。(著者抄録)