抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,平面波展開による円形開口,及び円形遮光板による回折像の計算法について述べている。これらの計算において開口から遠い領域場ではフレネル回折,さらに遠方の場合はフラウンホーファー回折の近似が有効である。円形開口に一様平面波が垂直に入射したときの回折像を家庭用デスクトップパソコンで負荷にならないよう1024×1024の2次元FFTとして計算した。開口の半径は60メッシュ(メッシュ:節点),波長は20メッシュとして距離0~0.85波長の場合について振幅の絶対値の2乗を計算している。中心部が暗くなったり明るくなったりするが,開口から離れるとエアリーパターンに近づく。計算したい範囲が開口に近い場合は平面波の重畳による計算,あるいは点像分布関数による計算が有効である。例として円形遮光板による回折像を計算した。中心軸上では周囲から回り込む光が同位相で強め合い輝点が生ずる。これはポアソンの輝点,あるいはアラゴンスポットなどと呼ばれる現象であり,非常に小さい円板での計算例であるが,その特徴はしっかり現れている。