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J-GLOBAL ID:201202237686109868   整理番号:12A0186774

ポリイオン/粘土を利用した汚染土壌中の放射性セシウムの除去

著者 (1件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 52-57  発行年: 2011年12月25日 
JST資料番号: G0435A  ISSN: 0470-6455  CODEN: NEKAAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本稿では,ポリイオン/粘土を利用した汚染土壌中の放射性セシウムの除去について紹介した。東日本大震災による福島第一原子力発電所事故より,放出された半減期の長い主な放射性物質は137Cs(半減期30年),134Cs(半減期約2年)であり,多くの場合,汚染土壌の除染は放射性セシウムの除去となる。土壌汚染には表土の剥ぎ取りが最も有効であり,汚染の拡大を防ぐには粉塵の飛散抑制と泥水の流出抑制が急務である。剥ぎ取りには内部被ばくしないための方策を講じる必要がある。汚染土壌からの粉塵・泥水抑制および必要最小限の深さでの表面剥ぎ取りを効率的行う手法としてポリイオン/粘土法を提案した。ポリイオンは,イオン性有機高分子で,陽イオンにポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド(poly-DADMAC),カチオン化セルロースなど,陰イオンにポリアクリル酸イオン,カルボキシメチルセルロースなどがあり,食品分野で使用されている安全性の高い物質で,安価に大量調達できる。ポリ陽イオン水溶液とポリ陰イオン水溶液を混合して生成するゲル状のポリイオン複合体が土壌粒子どうしを結合し,乾燥すれば固化できる。一方,ベントナイトなどの粘土は,放射性セシウムをその層状構造の中に吸着・固定化し,土壌中のセシウムの移行を抑制できる。ポリイオン/粘土法のラボ試験,他の表土処理法との比較,剥ぎ取った廃土の減容・除染,フィールド試験と除染活動を概説した。
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分類 (4件):
分類
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自然災害  ,  その他の環境汚染・公害  ,  吸着,イオン交換  ,  各種物理的手法 
引用文献 (4件):
タイトルに関連する用語 (4件):
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