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J-GLOBAL ID:201202237699588854   整理番号:12A1066413

共役リノール酸合成に関連した蛋白質プロテオソームサブユニットα5(PSMA5)はヤギ乳腺組織におけるバクセン酸処置により増加する

Conjugated linoleic acid synthesis-related protein proteasome subunit α 5 (PSMA5) is increased by vaccenic acid treatment in goat mammary tissue
著者 (16件):
資料名:
巻: 95  号:ページ: 4286-4297  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,乳腺におけるトランス-バクセン酸[TVA;トランス-11-C18:1,共役リノール酸(CLA)の内因性合成の前駆物質]からのCLAの内因性合成に関連する蛋白質を同定するために実施した。泌乳中のヤギ6頭を2群に分けた。1群にはTVA(150mg)を1日2回4日間静脈内にボーラス投与し,他群には生理食塩液を注射した。TVA処置はヤギ乳中のシス-9,トランス-11 CLA及びTVA濃度を増加した。さらに,TVA処置は乳腺組織中のステアロイルCoAデサチュラーゼ(SCD)の発現を増加した。二次元ゲル電気泳動法及びエレクトロスプレーイオン化四重極飛行時間型質量分析法を用いて,TVAの注入により影響を受けた3種の蛋白質を同定した。賦形剤投与対照群に比べてTVA処置動物で,プロテアソーム(プロソーム,マクロペイン)サブユニットαタイプ5(PSMA5)がアップレギュレーションを受け,一方,ペルオキシレドキシン-1及び翻訳的に制御を受けた腫瘍蛋白質1はダウンレギュレーションを受けた。PSMA5に及ぼすTVAの影響はウェスタンブロット分析により確認できたのみであった。TVAがCLAに変換されるときの乳腺上皮細胞におけるPSMA5の調節についてさらに調べるために,著者らは,TVAで6時間処置したウシ分化乳腺上皮細胞株を用いた。SCD及びPSMA5の両者によるシス-9,トランス-11 CLA濃度及びmRNA発現パターンの変化を監視した。TVA処置後,シス-9,トランス-11 CLA濃度は増加した。PSMA5のmRNA発現濃度は,TVA処置後6時間までに有意に増加したが,SCDのmRNA発現は2時間で増加したのみであった。これらの結果は,TVAがCLAに変換されるときにPSMA5がヤギ乳腺組織及びウシ乳腺上皮細胞において多く発現することを示すものである。著者らのデータは,PSMA5蛋白質が乳腺組織においてCLA生合成と関連していることを示唆するものである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
羊,山羊  ,  外分泌腺  ,  脂質の代謝と栄養 

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