抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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3次元地質モデリングシステムは,地質学に関連する社会問題の解決に役立つ。地質情報の効果的利用と共有を可能とする3次元地質モデリングシステムを開発するためには,既存のシステムの現状と課題を包括的に把握する必要がある。そこで,国内外における3次元地質モデリングシステムを対象に,(1)境界面を推定するための基礎データ,(2)境界面の推定方法,(3)地質分布の決定方法,(4)モデルの可視化・保存方法という4つの要素に注目して,比較調査を行った。その結果をもとに,地質情報の高度利用を可能とする3次元地質モデリングシステムの開発に向けた課題を検討して,(1)入力可能なデータの多様化・既存データを効果的に利用するアルゴリズムの開発,(2)複数の推定方法の提供・推定パラメータの単純化および規準値の設定,(3)論理的展開による地質分布の決定方法の改良,(4)データ形式の公開・モデリング過程を理解・再現できるデータ形式の標準化を推進することが必要であるという結論に達した。