抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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EDIFは業界の関係者が集まって委員会を作り,策定した標準フォーマットであるが,それ以外にデファクトスタンダードと言われる特定の企業が開発したシステムのフォーマットが多くの会社で標準フォーマットとして使われるものがある。基板設計CADでは,ガーバー社が作ったフォト作画装置の入力フォーマットが使われている。ガーバー社の作画装置の市場占有率が高く,多くのプリント基板製造業者が使用していたことで,製品普及のため公開し,多くのCADがガーバーフォーマットファイルの出力機能を装備するようになった。デファクトスタンダードフォーマットの管理運営には,いくつかのケースがある。ひとつは,フォーマットを開発した会社がフォーマットの著作権を持ち,フォーマットを管理する。2番目は,フォーマットを開発した会社が中立の非営利団体に管理を任せるものである。3番目はこの中間で,フォーマット情報を積極的に公開し,バージョンアップ要求も公開して行うものである。デファクトスタンダートによるCADデータ変換には,ガーバーファイルによるもの,.dsnファイルによるもの,ODB++によるものが存在する。ODB++がCAD間のデータ変換の中間ファイルフォーマットとして,デファクトスタンダートの地位を確立している。