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J-GLOBAL ID:201202237923991449   整理番号:12A0429991

巨大H2領域NGC604の13CO(J=1-0)オンザフライマッピング:連続した星形成による分子ガスの密度と温度の変動

13CO(J=1-0) On-the-Fly Mapping of the Giant H II Region NGC 604: Variation in Molecular Gas Density and Temperature due to Sequential Star Formation
著者 (12件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 3.1-3.9  発行年: 2012年02月25日 
JST資料番号: G0279A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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野辺山45m電波望遠鏡を用いて渦状銀河M33の巨大H2領域NGC604に向けた13CO(J=1-0)輝線観測を行った。北から始まる3つの主な巨大分子雲(GMC)GMC-A,B,Cにおいて13CO(J=1-0)を検出した。個々のGMCに対して,25′′(100pc)の角分解能で2つの輝線強度比13CO(J=1-0)/12CO(J=1-0)=R13/1212CO(J=3-2)/12CO(J=1-0)=R31を求めた。R13/12とR31の平均値は,全GMC-A,全GMC-B,及び全GMC-Cの内部に対してそれぞれ0.06と0.31,0.11と0.67,及び0.05と0.36である。また,GMC-Bの12CO(J=1-0)ピーク位置でR13/12=0.09±0.02とR31=0.76±0.06を得た。大局的速度勾配近似のもとでGMC-Bの12CO(J=1-0)ピーク位置で2.8×103cm-3のガス密度と33-5+9Kの運動論的温度を得た。更に,全GCM-B内部の平均値として2.5×103cm-3と25±2Kを得た。GMCのピーク位置だけでなく全GMCにわたり平均されたガス密度が103cm-3を超えることから,高密度分子ガスはGMC-Bの至る所で形成されると結論した。一方で,全GMC-Bにわたり平均された運動論的温度25Kはピーク位置での33Kよりかなり低い。これはH2領域がGMC-Bの北部に偏っているためである。従って,OB型星は12CO(J=1-0)ピーク位置を含んでいるこのGMCの北部だけを加熱することができる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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星雲  ,  宇宙線起源 
引用文献 (34件):
  • Churchwell, E.,& Goss, W. M.1999, ApJ, 514, 188
  • Deul, E. R.,& van der Hoist, J. M.1987, A & AS, 67, 509
  • Dufour, R. J., Shields, G. A.,& Talbot, R. J., Jr.1982, ApJ, 252, 461
  • Emerson, D. T.,& Gräve, R.1988, A & A, 190, 353
  • Engargiola, G., Plambeck, R. L,, Rosolowsky, E.,& Blitz, L.2003, ApJS, 149, 343
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