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J-GLOBAL ID:201202237981504620   整理番号:12A0546541

全細胞バイオセンシングシステムによるクオラムセンシングへの抗生物質の影響の調査

Investigating the effect of antibiotics on quorum sensing with whole-cell biosensing systems
著者 (7件):
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巻: 402  号: 10  ページ: 3227-3236  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: E0425B  ISSN: 1618-2642  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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クオラムセンシング(QS)は,QSのシグナル伝達分子,及び病原性と生物膜形成を含むグループ別の一定の挙動の制御によって,細菌の相互のやりとりを可能にする。腸内細菌は,炎症性腸疾患の発症で重要な役割を果たし,抗生物質がクローン病の可能な治療の選択肢の1つである。本研究で筆者らは,遺伝子組み換え生物発光性細菌の全細胞センシングシステムを用い,慢性炎症性疾患の治療に一般的に用いられる抗生物質の能力を評価した。筆者らは,クオラムセンシングへのシプロフロキサシン,メトロニダゾール,及びチニダゾールの影響を調べた。個々の構成物質のいくつかの濃度が,細菌のセンシング細胞の2つの異なる型との相互作用をN-アシルホモセリンラクトン(AHL)QS分子の固定濃度の不在下と存在下の両方で可能にした。その後,抗生物質効果をバイオセンサの生物発光性応答のモニタリングによって定量した。シプロフロキサシン,メトロニダゾール,及びチニダゾールは,両方の細菌センシングシステムの応答にドーズ依存性増強を示したので,AHL-様効果を示した。得られたデータは,シプロフロキサシン,メトロニダゾール,及びチニダゾールが細菌の伝達システムを妨げることを示唆した。本研究の結果は,これらの抗生物質が試験を行った濃度で,これ自身が細菌のシグナル伝達分子として作用することを示唆する。炎症性腸疾患の治療におけるこれらの抗生物質の薬効は,少なくとも部分的に,腸内のGS関連細菌挙動への効果による。Copyright 2012 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
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細胞生理一般  ,  病原体作用薬一般 
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