抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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下関港は,古くは江戸時代の「北前船」に始まり,西日本における交易拠点として栄えた。また,明治時代には大陸との重要な連絡拠点として1883年に朝鮮貿易のための特別貿易港に指定され,1905年には「関釜連絡船」が就航した。現在,関釜フェリーは日韓を結ぶ大動脈航路として,デイリー運航で旅客・貨物を運んでいる。このほか,中国・青島へは週2便,同じく中国・蘇州へ週2便,加えて2011年1月より韓国・光陽へ週2便の高速フェリーによるサービスを展開しており,4航路13便と下関港は名実ともに「日本最大の国際フェリー基地」として着実に進化を遂げている。下関港は,本港・岬之町地区,東港地区,長府地区,彦島地区,そして新港地区と5つの地域に総延長4,691m,24の公共岸壁を備えており,2010年の貨物取扱量は650万t,外貿コンテナ取扱個数は8万2千TEU,外航旅客人員は25万2千人となっている。1995年より整備を進めていた下関港新港地区に,沖合人工島「長州出島」が2009年3月に水深-12m岸壁1バースと背後用地,上屋,くん蒸庫,ジブクレーン等の整備が完了し,一部供用開始した。