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J-GLOBAL ID：201202238215530195   整理番号：12A0593095

ヒトの癌化学予防におけるレスベラトロール - 適切な投与量の選択

Resveratrol in human cancer chemoprevention - Choosing the ‘right’ dose

著者 (4件)： SCOTT Edwina (Univ. Leicester, Leicester, GBR) ,  STEWARD William P. (Univ. Leicester, Leicester, GBR) ,  GESCHER Andreas J. (Univ. Leicester, Leicester, GBR) ,  BROWN Karen (Univ. Leicester, Leicester, GBR)
資料名： Molecular Nutrition & Food Research  (Molecular Nutrition & Food Research)
巻： 56  号： 1  ページ： 7-13  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： H0535A  ISSN： 1613-4125  CODEN： MNFRCV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： レスベラトロール(RES)には癌予防効果が示唆されているが,ヒトにおける適切な投与量は未解決の課題である。培養細胞の増殖抑制に必要なRESの濃度は5μM以上で,時には100μMに及ぶ。げっ歯類を用いた発癌予防実験では,0.2mg~240mg/kg体重と広範囲の投与量が使用されている。予備的臨床試験でRESの薬物体内動態が検討され,健常人に1gのRESを21日間投与した場合,血漿中遊離RES濃度は0.6μMとの報告があり,動物実験から必要とされる濃度よりもかなり低い。しかし,RES抱合体の血中濃度は5μMかそれ以上である。大腸癌患者にRES1gを8日間投与した場合,腸組織内のRES濃度は674ng/gで,マウスで抗腫瘍効果を示した濃度に相当する。健常人にRESを繰り返し投与後,血中IGF-1濃度が低下した。今後の介入試験で適切なRES投与量の評価には,バイオマーカーによる検証も必要である。

シソーラス用語： 食品成分 ,  薬物療法 ,  予防 ,  *抗腫瘍作用 ,  用量 ,  ヒト ,  *大腸腫瘍 ,  IGF1 ,  薬物動力学 ,  依存性 ,  研究 ,  オレフィン化合物 ,  多価フェノール
準シソーラス用語： 介入研究 ,  癌化学予防 ,  用量依存性

分類 (2件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  臨床腫よう学一般  (GE03010Y)

物質索引 (1件)： レスベラトロール

タイトルに関連する用語 (4件)： ヒト ,  癌化学予防 ,  レスベラトロール ,  投与量