ネットワークインフラストラクチャーにおける熟慮攻撃に対して防衛するための最適なリソース割当

XIAO Xun; LI Minming; WANG Jianping; QIAO Chunming

文献

J-GLOBAL ID：201202238240804526 整理番号：12A1143672

ネットワークインフラストラクチャーにおける熟慮攻撃に対して防衛するための最適なリソース割当

Optimal Resource Allocation to Defend Against Deliberate Attacks in Networking Infrastructures

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著者 (4件)： , , ,
資料名：
巻： 2012 Vol.1 ページ： 639-647 発行年： 2012年
JST資料番号： E0920A ISSN： 0743-166X 資料種別：会議録 (C)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

悪性攻撃からネットワークインフラストラクチャーを保護することを目的として,本論文では,ISP(インターネットサービスプロバイダ)のために,ネットワークインフラストラクチャーにおける熟慮攻撃に対して防衛するための最適なリソース割当方式を提案した。問題の定式化を行い,ネットワークモデルを提示し,衝突リンクモデル,最大フローゲーム,について論じた。この最大フローゲームの主要な課題は,報酬関数が陽関数ではないことであり,ここでは報酬関数の変換手法を提示し,具体例を例示した。それぞれのクリティカルリージョンが可能なミニカット集合に対応していることを示し,均衡解を求めた。その中で,ただ一つのクリティカルリージョンが存在する場合のNash均衡の存在,複数のクリティカルリージョンが存在する場合のNash均衡の非存在性,局所的Nash均衡解,混合戦略Nash均衡,について論じた。12件のスーパコンピュータセンターを接続する15件のリンクを持つ基幹ネットワークを用いてのシミュレーション実験を実施した。その中で,報酬変換の統計的特徴,混合戦略Nash均衡における戦略特徴,混合戦略Nash均衡の性能,について論じた。報酬関数の変換はノンパラメトリック線形計画法を通して陽区分関数に向けて行った。その結果,複数のミニカット集合が存在する場合に,一つのミニカット集合にすべての防衛リソースを割当ることは,最適解にならないことなどを示した。また,ただ一つのクリティカルリージョンが存在する場合にグローバルなNash均衡が存在することを証明するとともに,複数のクリティカルリージョンが存在する場合にはグローバルなNash均衡が存在しないことなども示した。

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光通信方式・機器 , オペレーティングシステム , データ保護 , ゲーム理論

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