抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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設備の予防保全に貢献する潤滑管理・潤滑診断について解説した。設備管理における故障率バスタブ曲線の偶発故障期間延長には潤滑管理が効果を発揮する。設備機械のトラブルに占める潤滑トラブルは約25%で損失金額の約30%を占める。潤滑トラブルの約78%は潤滑油汚染が原因なので事故防止の為には潤滑油診断が有効である。潤滑油診断にはICP発光分光分析法やフェログラフィー法が使われるが結果判明に時間が掛り費用も高い。このため操作が容易で現場分析可能な鉄粉濃度計が使われる。異常摩耗が発生すると潤滑油中の摩耗粒子の量が増加し大粒子径比も増加する。従ってこれらを監視することで異常が検知できる。鉄粉濃度計で日常管理しフェログラフィーで精密診断をすることを推奨する。製紙工場及び石油精製・化学工場の潤滑診断事例とその成果を示した。またTBM対象機器のベアリング突発故障発生件数を年間37件から0件に10年間で削減した事例を紹介した。