抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
高強度UOEラインパイプの成形ではスプリングバックが大きくなるため,新たな成形指標の導出が必要となる。さらにラインパイプは成形歪みと塗装加熱に起因した歪み時効によりL(長さ)方向とC(周)方向で加工硬化特性が異なる塑性異方性を有するが,塑性異方性が鋼管使用性能に及ぼす影響については解明されていなかった。そこで塑性ヒステリシスを精度よく再現でき,直交異方性を考慮できる二つの異なった降伏関数を使用したUOE鋼管成形と鋼管曲げの数値解析シミュレーションモデルについて述べた。成形モデルでは強度レベルに応じた操業指標,プレス能力不足を補う設備設計指標を導出した。一方,曲げモデルではL方向に加えC方向応力-歪み曲線上の降伏伸びも座屈抵抗を低下させ,その低下割合は負荷内圧に依存することが明らかになった。(著者抄録)