文献

J-GLOBAL ID：201202238531016274   整理番号：12A0710940

Peak Over Threshold理論による確率日雨量の推定

Estimation of Return Level of Daily Rainfall Using Peak Over Threshold Theory

著者 (2件)： 近森秀高 (岡山大 大学院環境学研究科) ,  永井明博 (岡山大 大学院環境学研究科)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
号： 278  ページ： 167-175  発行年： 2012年04月25日 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ある閾値を超過するデータを対象とした極値理論であるPOT理論に基づいて,1981年から2010年の30年間に全国21地点において観測された日雨量データから確率日雨量を推定し,年最大値を対象とした従来の年最大値法による推定結果と比較して,POT理論による推定値の特性を調べた。POT理論の適用に必要な閾値を年最大日雨量の統計値を用いて標準化し,全21地点における閾値と確率日雨量の関係を総合的に検討した結果,確率年が短い場合は両手法による推定値に大差はないが,確率年が長い場合,とくに解析対象期間中の最大日雨量が2位以下に比べて著しく大きい地点で,両手法による推定値に大きな差が見られることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *水文統計 ,  水文調査 ,  *降雨量 ,  *理論 ,  閾値 ,  数値解析 ,  方式 ,  極限解析 ,  日雨量
準シソーラス用語： *Peak Over Threshold理論 ,  *確率日雨量 ,  極限解析法 ,  年最大値法 ,  標準化閾値

分類 (1件)： 水文学一般  (DC07010R)

引用文献 (22件)：

• Beguería, S. and Vicente-Serrano, S.M. (2006) : Mapping the Hazard of Extreme Rainfall by Peaks over Threshold Extreme Value Analysis and Spatial Regression Techniques, J. Appl. Meteor. Climatol., 45, 108-124.
• 近森秀高, 永井明博(2002):岡山における日降雨特性の経年変化, 水文・水資源学会誌, 15(5), 513-521.
• Chow, V.T. (1964) : Frequency Analysis, In: Handbook of Applied Hydrology, Section 8-I, McGraw Hill, 8-21-8-22.
• Coles, S. (2001) : An Introduction to Statistical Modeling of Extreme Values, Springer, 74-78.
• Cunnane, C. (1973) : A particular comparison of annual maxima and partial duration series methods of flood frequency prediction, J. Hydrol., 18(3-4), 257-271.

タイトルに関連する用語 (4件)： 理論 ,  確率 ,  日雨量 ,  推定