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J-GLOBAL ID:201202238624734576   整理番号:12A0868978

ポリジメチルシロキサン-ベース基体上で濡れおよび潤滑性を得るための両親媒性りん脂質ポリマーを用いた簡単な表面処理

Simple surface treatment using amphiphilic phospholipid polymers to obtain wetting and lubricity on polydimethylsiloxane-based substrates
著者 (3件):
資料名:
巻: 97  ページ: 70-76  発行年: 2012年09月01日 
JST資料番号: W0541A  ISSN: 0927-7765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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両親媒性りん脂質ポリマーの水性-エタノール溶液を用いて,ポリジメチルシロキサン(PDMS)基体の簡単な表面処理をおこない,PDMSの疎水性および高い摩擦特性を低減させた。りん脂質ポリマー,ポリ(2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)-co-2-エチルヘキシルメタクリレート(EHMA)-co-2-(N,N-ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(PMED)およびポリ(MPC-co-EHMA)(PMEH)を合成し,PDMS表面への付着の安定性へのポリマー鎖の電荷の影響を研究した。ポリマーはエタノールと水との混合溶剤中で溶解し,PDMS試料がポリマー溶液を用いた簡単なディッピング法によって処理された。溶剤としての純粋なエタノールは,PDMS表面へのポリマーの付着に対しては効果的ではなかった。ポリマー鎖とPDMS表面との間の疎水性相互作用および静電引力がこの溶剤中での有効な相互作用に対して弱過ぎると考えられた。一方で,PDMSの表面濡れ性および潤滑性は,PMEDの水性-エタノール溶液での処理によって改善できた。この処理によって静的接触角は90°から20°へ低下し,Co-Crボールに対する動的摩擦係数は,未処理PDMSのそれと比較してほぼ80%低下した。PMEDによって生成された疎水性相互作用および静電引力は,どちらもPDMS上でのポリマー層の安定な吸着のために必須であった。さらに,ポリマーの安定化状態がポリマーの吸着へ影響を及ぼした。前処理の必要なしでPMEDの水性-エタノール溶液を用いて,PDMSの表面を安定に改質できると結論付けた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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