抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本講座の最終回となる本稿では繊維強化プラスチック(FRP)の試験板の機械的特性評価に関するJIS規格について解説する。JIS K7161「プラスチック-引張特性の試験方法-第1部:通則」はプラスチック複合材の引張特性を測定するための一般原則を規定しておりFRPやサーモトロピック液晶ポリマなどに適する。JIS K7164「プラスチック-引張特性の試験方法-第4部:等方性及び直交異方性繊維強化プラスチックの試験条件」はFRPで強化材が一方向強化形態でないものなど(例えば,マット,クロスなど)に適用する。試験片は3タイプが規定されている。JIS K7165「プラスチック-引張特性の求め方-第5部:一方向繊維強化プラスチック複合材料の試験条件」はプリプレグを含む熱硬化性又は熱可塑性プラスチックとの複合材料に適用する。JIS K7017「繊維強化プラスチック-曲げ特性の求め方」は3点曲げ法及び4点曲げ法により求める方法を規定している。本規格では材料により試験片寸法が規定されている。JIS K7074「炭素繊維強化プラスチックの曲げ試験方法」はCFRPの3点及び4点曲げ試験方法を規定するために作成された。