抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究においては,3つのタイプのレストラン:9軒の中華レストラン,7軒の西洋レストラン,および4軒のバーベキュー(BBQ)レストラン,の排気筒で21個の芳香族縮合炭化水素(PAH)同族体を測定した。BBQレストランの全PAH濃度(58.81±23.89μgm<sup>-3</sup>)は中華レストラン(20.99±13.67μgm<sup>-3</sup>)および西洋レストラン(21.47±11.44μgm<sup>-3</sup>)よりも著しく高い。しかしながら,全ベンゾ[a]ピレン効力等価(B[a]P<sub>eq</sub>)濃度は中華レストラン(1.82±2.24μgm<sup>-3</sup>)で最も高く,西洋レストラン(0.86±1.43μgm<sup>-3</sup>,p<0.01)とBBQタイプレストラン(0.59±0.55μgm<sup>-3</sup>,p<0.01)がそれに続く。更に,発癌性PAHsに暴露した人々に対する生涯発がんリスクの増加(ILCR)を評価するために確率論的リスクモデルを開発した。排気筒がこれらのレストランの勝手口の隣人に直接影響を及ぼすので,これらのレストランの排気筒の放出口近くのグループの実際の暴露について懸念を持った。隣人(吸入+皮膚接触+食物摂取)の全暴露に対するILCRsは,中華,西洋,およびBBQの各レストランで2.6-31.3,1.5-14.8,および1.3-12.2×10<sup>-6</sup>であった。中華,西洋,およびBBQの各レストランに対して排気筒放出口の場所への最大許容暴露時間が,10<sup>-6</sup>未満のILCRに基づいて各々5-19,17-42,および18-56hmonth<sup>-1</sup>の間で変動することが示唆された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.