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J-GLOBAL ID：201202239174944679   整理番号：12A1166935

近赤外光の広帯域色素増感アップコンバージョン

Broadband dye-sensitized upconversion of near-infrared light

著者 (5件)： ZOU Wenqiang (Univ. Groningen, Groningen, NLD) ,  VISSER Cindy (Univ. Groningen, Groningen, NLD) ,  MADURO Jeremio A. (Univ. Groningen, Groningen, NLD) ,  PSHENICHNIKOV Maxim S. (Univ. Groningen, Groningen, NLD) ,  HUMMELEN Jan C. (Univ. Groningen, Groningen, NLD)
資料名： Nature Photonics  (Nature Photonics)
巻： 6  号： 8  ページ： 560-564  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： W2212A  ISSN： 1749-4885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近赤外光子の光子アップコンバージョンは,単接合太陽電池のShockley-Queisser効率限界(32%)を克服する方法として有望である。しかし,中程度の光強度で最高効率を示す既知のアップコンバージョン材料は,近赤外の吸収が極端に弱く帯域幅が狭いため,実用化される可能性は小さい。今回我々は,アップコンバージョンが起こるβ-NaYF₄:Yb,Erナノ粒子のアンテナとして有機近赤外色素を用いたアップコンバージョン材料のコンセプトを紹介する。アップコンバーターの吸収率の増加と吸収スペクトルの全体的な広帯域化の結果,色素増感ナノ粒子による全体的なアップコンバージョンが劇的に向上した(約3,300倍)。吸収スペクトルが重なる色素分子群を適当なアップコンバーターに結合して,極端に帯域幅の広いアンテナシステムとして機能させれば,今回提案したコンセプトを拡張して太陽光スペクトルのあらゆる部分をカバーできるようになる。Copyright Nature Publishing Group 2012

シソーラス用語： *近赤外線 ,  *周波数逓倍 ,  色増感 ,  効率 ,  *フッ化物 ,  *イットリウム化合物 ,  *ナトリウム化合物 ,  *エルビウム ,  *ドーピング ,  ナノ粒子 ,  吸収係数 ,  太陽電池 ,  広帯域
準シソーラス用語： *アップコンバージョン ,  吸収率 ,  色素増感

分類 (1件)： 非線形光学  (BD05000T)

タイトルに関連する用語 (4件)： 近赤外光 ,  広帯域 ,  色素増感 ,  アップコンバージョン