抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東京国立博物館の東洋館展示室3で行った展示ケースの空気交換率測定に関するものである。空気交換率は24時間あたりの換気回数を数値化したものである。換気量の測定に関する試験方法規格については,JIS A 1406(屋内換気量測定方法(炭酸ガス法))が一般的に知られている。この方法は室内の二酸化炭素の濃度差変化から,1時間あたりの室の換気量を求める測定方法である。展示ケースは一般的な居室環境よりの高い気密性を有しており,1日あたりの数値で評価されている。展示物によっては外気にさらされることで劣化が進行することもあるため,展示ケースは気密性の確保が必要であり,展示ケースの空気交換率におけるトレーサガスとしては,亜酸化窒素(N2O),六フッ化硫黄(SF6)および二酸化炭素(CO2)などが用いられる。ここでは,温度と時間の関係,相対湿度と時間の関係,展示ケース内酸素濃度差と時間の関係が示されている。