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J-GLOBAL ID:201202239553448514   整理番号:12A1048777

メソ多孔体シリカにおける12回対称タイル張り

Dodecagonal tiling in mesoporous silica
著者 (8件):
資料名:
巻: 487  号: 7407  ページ: 349-353  発行年: 2012年07月19日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ソフトマター系における準結晶作製の最近の進展によって,準結晶構造が発現する長さのスケールがメソ領域(20~500Å)にまで増大した。これまで,デンドリマー液晶,ABC星型高分子,コロイド,無機ナノ粒子が準結晶を形成することが報告されている。これらの準結晶は,金属間化合物準結晶(数オングストローム)と比較して大きな長さスケールを持ち,全方向に光波多重散乱が起こりやすいため,完全フォトニックバンドギャップの実現を通して,将来は光学的応用につながる可能性がある。しかし,金属間化合物準結晶とは対照的に,それらの物質は理想構造には程遠く,自己組織化プロセスを介した精密な構造制御は,現状では困難である。今回我々は,自己組織化プロセスが十分確立されている界面活性剤ミセルを利用して,新種のメソ多孔体シリカを作製した。この物質は,電子線回折図形および粒子形態において12回対称を示す。各粒子の12回対称断面では,12枚の羽根状の結晶ドメインが放射状に取り囲む中央部に,12回対称準結晶と見なせる領域が存在している。中央部分から得られた制限視野電子線回折図形,および透過電子顕微鏡像の定量的フェイゾン歪解析によって,その準結晶性が確認された。我々は,このような構造が非平衡成長過程を通して形成され,その際にミセルがとりうる異なる配置が互いに競合することが,構造の制御に中心的役割を果たしていると考えている。単純な理論モデルによって,観察された特徴を持つ構造がうまく再現され,形成プロセスと得られた構造との関係が立証された。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (1件):
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有機化合物の結晶構造一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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