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J-GLOBAL ID：201202239688553563   整理番号：12A0565719

蛋白質キナーゼD2は成熟T細胞におけるT細胞抗原受容体シグナル伝達において制限されてはいるが重要な役割を持つ

Protein kinase D2 has a restricted but critical role in T-cell antigen receptor signalling in mature T-cells

著者 (6件)： NAVARRO Maria N. (Univ. Dundee, Dundee, GBR) ,  SINCLAIR Linda V. (Univ. Dundee, Dundee, GBR) ,  FEIJOO-CARNERO Carmen (Univ. Dundee, Dundee, GBR) ,  CLARKE Rosemary (Univ. Dundee, Dundee, GBR) ,  MATTHEWS Sharon A. (Univ. Dundee, Dundee, GBR) ,  CANTRELL Doreen A. (Univ. Dundee, Dundee, GBR)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 442  号： 3  ページ： 649-659  発行年： 2012年03月15日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： T細胞抗原受容体(TCR)シグナル伝達における蛋白質キナーゼD(PKD)2の役割を明らかにするために,PKD2あるいはPKD2触媒活性を欠損したマウスのT細胞においてTCR複合体を発現した。PKD2活性の欠損は胸腺アウトプット,リンパ節症および脾腫を増加させた。PKD2ヌルマウスの末梢性T細胞に対するマイクロアレイ解析から,胸腺外のT細胞は正常なT細胞と同様のトランスクリプトームを有するが,抗原に対する応答に異常があることが分かった。触媒活性を失ったPKD2変異体を発現した細胞のTCRに対する応答および単一細胞におけるPKD2のリン酸化状態の測定実験から,PKD2がプレTCRではなく成熟α/β TCRに応答して活性化することが分かった。PKD2活性化の度合いおよび時期が胸腺における成熟T細胞のホメオスタシスに重要であると結論付けた。

シソーラス用語： *セリン/トレオニンキナーゼ ,  *T細胞受容体 ,  細胞情報伝達 ,  マウス ,  酵素活性化 ,  タンパク質複合体 ,  トランスクリプトーム ,  胸腺 ,  細胞分化 ,  ジグリセリド ,  ホメオスタシス ,  フローサイトメトリー ,  *T細胞
準シソーラス用語： *Tリンパ球 ,  *蛋白質キナーゼD2

分類 (2件)： 免疫反応一般  (ED03010T) ,  酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (6件)： 成熟 ,  T細胞 ,  T細胞抗原受容体 ,  シグナル伝達 ,  制限 ,  役割