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J-GLOBAL ID:201202239705411255   整理番号:12A1603862

土壌酸性化は大気条件下でおこるが繰り返しの干ばつによって遅延する:屋外規模の気候操作実験の結果

Soil acidification occurs under ambient conditions but is retarded by repeated drought: Results of a field-scale climate manipulation experiment
著者 (3件):
資料名:
巻: 439  ページ: 332-342  発行年: 2012年11月15日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヨーロッパ及び北アメリカ内での酸性大気放出は1985年から大幅に減少しており,最近の酸性化研究はこの沈着の減少がもたらす生態系内の変化に焦点が当てられている。本研究は13年間にわたる大気N沈着条件での土壌酸性化の傾向を報告し,酸性砂質土壌のCalluna vulgarisが優先するヒース原野においては酸性化がいまだに問題のプロセスで有り続けていることを示唆した。予測される夏期降雨の減少(干ばつ)を模倣してこのヒース原野の気候条件を年間操作したところ,土壌酸性化の傾向の長期遅延をもたらした。いずれの処理でも試験の最中に土壌溶液pHは有意に減少したが,最後の2年では対照区のみ減少が続いた。この遅延は主に,排水速度の低下,カチオンの消失の減少,それによる土壌酸中和能(ANC)の低下速度の軽減につながる降雨の減少に関係している。しかしこの基礎となるメカニズムの変化は干ばつ処理においてNの変換がそれほど重要でないことも示唆する。この変化は大気汚染に耐性な苔類の地上被覆の増加に対応していたことから,増加した苔類被覆がより多量の沈着Nを吸収しそれにより変換の対象となるNが減少したと仮定した。カチオンの滞留とプロトン形成速度に累積的な差ができるため,2つの処理区の間の土壌酸性化の遅延時間は増加すると予測した。著者等の知る限り,これはこのような酸性化傾向を野外規模の気候操作実験で初めて示した研究である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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土壌汚染  ,  土壌化学 

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