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J-GLOBAL ID：201202239828317890   整理番号：12A0833856

核分裂生成³⁹Arを用いた地殻流体滞留時間の定量

Determination of crustal fluid residence times using nucleogenic ³⁹Ar

著者 (4件)： YOKOCHI Reika (Dep. of Geophysical Sciences, The Univ. of Chicago, Chicago, IL 60637, USA) ,  YOKOCHI Reika (Dep. of Earth and Environmental Sciences, Univ. of Illinois at Chicago, Chicago, IL 60607, USA) ,  STURCHIO Neil C. (Dep. of Earth and Environmental Sciences, Univ. of Illinois at Chicago, Chicago, IL 60607, USA) ,  PURTSCHERT Roland (Climate and Environmental Physics, Physics Inst., Univ. of Bern, Sidlerstrasse 5, 3012 Bern, CHE)
資料名： Geochimica et Cosmochimica Acta  (Geochimica et Cosmochimica Acta)
巻： 88  ページ： 19-26  発行年： 2012年07月01日 
JST資料番号： C0062A  ISSN： 0016-7037  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Ar-39は半減期269年のAr放射性同位体であり,上層大気中での宇宙線,および,岩石中での核分裂により生成する。宇宙線生成³⁹Arは,地下水滞留時間と海洋循環の理想的トレーサーとされているが,核分裂生成³⁹Arは地下水調査で問題となる。岩石および流体中の³⁹Ar/⁴⁰Ar比についての簡易モデルを開発した。岩石中では³⁹Arと⁴⁰Arのいずれもが生成し,流体中に放出される。両媒体中で³⁹Arは,生成-ないし供給-壊変平衡に達するが,⁴⁰Arは経時的に蓄積する。その結果,岩石と流体の³⁹Ar/⁴⁰Ar比は時間と共に減少する。モデルは,岩石と流体中でのこれら2つの同位体の同時生成が,地殻における流体移動と反応の新しいクロノメータを提供することを示す。このクロノメータは,宇宙線生成³⁹Arの放射性壊変によるより広い時間範囲に関連している。³⁹Ar/⁴⁰Arクロノメータは,古い地下水の滞留時間の推定や,炭酸ガス隔離や炭化水素貯留層形成などに伴う岩石-流体相互作用の研究に適用できる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 流体 ,  滞留時間 ,  *アルゴン同位体 ,  相互作用 ,  *核分裂生成物 ,  測時機 ,  放射性崩壊 ,  宇宙線生成同位体 ,  *アルゴン40-アルゴン39法年代測定 ,  *マグマ ,  鉱化流体
準シソーラス用語： アルゴン39 ,  アルゴン40 ,  クロノメータ ,  岩石-流体相互作用 ,  地殻流体

分類 (2件)： 同位体地質学  (DD01042T) ,  地球化学に関する年代測定  (MC03011P)

タイトルに関連する用語 (4件)： 核分裂 ,  地殻流体 ,  滞留時間 ,  定量