抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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乗客輸送車両の保全では安全関連項目が重視される。本稿は取材によりFirst UK Bus社でのバス,長距離バスの最新の保全検査・試験の技術を紹介する。同社は国家基準を超える自社検査基準を設定し,例えばVOSA(陸運局)の5%摩耗残余裕に対して10%を適用し,検査間隔を従来の28日から42日に延ばすことを目指している。同社はCANシステムで車両診断能力を高め,またSAP社のシステムを用いて欠陥データの収集を行い,診断情報を品質情報に変換している。またデータマイニングソフトウエアを活用し,車両と対話する検査ルーチンに改善している。80箇所の修理工場にITを導入し,42インチの大型スクリーンに絵や回路図を投影して,検査員,監督,技術者がデータを共有し,検査員の技量ギャップを減らし,また資料の印刷時間と経費を削減している。これらによりバッテリ関連故障を25%削減した。今後は1年以内に50%まで削減することを予定している。