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J-GLOBAL ID：201202239885197906   整理番号：12A1174417

単一の遺伝子の不活性化が偏性嫌気性菌のBacteroides fragilisの微好気的増殖を可能にする

Inactivation of a single gene enables microaerobic growth of the obligate anaerobe Bacteroides fragilis

著者 (5件)： MEEHAN Brian M. (Tufts Univ. School of Medicine, MA) ,  BAUGHN Anthony D. (Tufts Univ. School of Medicine, MA) ,  BAUGHN Anthony D. (Univ. Minnesota, MN) ,  GALLEGOS Rene (Tufts Univ. School of Medicine, MA) ,  MALAMY Michael H. (Tufts Univ. School of Medicine, MA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 30  ページ： 12153-12158  発行年： 2012年07月24日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Bacteroides fragilisは0.05%以下の酸素を含む大気中で複製可能であるが,高濃度では不明な機構により成長を停止する。単一の遺伝子,oxe(oxygen enabled)の変異の結果として2%酸素でも成長が可能な変異株の特性を解析した。この微好気的成長には,ahpC, kat, batA-Eおよびtpx遺伝子を含む酸化ストレス応答既知成分は個々には重要でなかった。oxe遺伝子欠損変異株は微好気的条件下アミノ酸に対し栄養要求性であり,室内空気条件下で野生株より大きい生存性を維持し,この好気抵抗性増加はoxe遺伝子をプラスミドで供給すると消失した。oxe変異株は野生株より効率的に過酸化水素を除去した。臨床分離株は糞便分離株より微好気的条件下,より大きい増殖能を示した。Bacteroides thetaiotaomicronでも酸素対応変異株が単離されたことから,Oxeは酸素化環境中での他の嫌気性菌の増殖停止を仲介することを示唆した。

シソーラス用語： 嫌気性菌 ,  Bacteroides fragilis ,  *遺伝子 ,  好気性 ,  *欠失突然変異 ,  プラスミド ,  遺伝子導入 ,  Bacteroides ,  超酸化物 ,  ペルオキシダーゼ ,  細胞増殖 ,  過酸化水素 ,  活性酸素 ,  スカベンジャー
準シソーラス用語： Bacteroides thetaiotaomicron ,  *oxe遺伝子 ,  微好気性 ,  偏性嫌気性菌

分類 (2件)： 微生物生理一般  (EG03051L) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (6件)： 遺伝子 ,  不活性化 ,  偏性嫌気性菌 ,  Bacteroides ,  好気 ,  増殖