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J-GLOBAL ID：201202239988724327   整理番号：12A0480237

2つの非接触変位計を用いた工作機械の運動精度測定装置の開発

著者 (3件)： 齋藤明徳 (日本大) ,  山川龍矢 (日本大) ,  助川和裕 (日本大)
資料名： 精密工学会誌  (Journal of the Japan Society for Precision Engineering)
巻： 78  号： 3  ページ： 259-263  発行年： 2012年03月05日 
JST資料番号： F0268C  ISSN： 0912-0289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,2つの非接触変位計により,工作機械の主軸とテーブルとの相対変位を3次元で測定できる装置を提案し,測定精度について検討した。さらに3軸制御マシニングセンタ(MC)で,提案した装置の測定範囲内で,微小円運動,同時3軸位置決めなどの測定により,測定装置の有効性を明らかにした。これにより得た主な知見を次に示した。1)主軸側にマスタ球を取り付け,テーブル側から2つの非接触変位計を用いて,2次元平面内でマスタ球の直径と位置とを測定することで,主軸とテーブルとの相対変位であるマスタ球の中心位置を3次元で算出する方法を提案したこと,2)マスタ球の断面直径からマスタ球の中心位置を算出する場合,マスタ球の中心付近では,断面直径の測定精度が中心位置の算出結果に大きく影響すること,3)提案した測定装置により,工作機械の運動を非接触に3次元で測定できること。

シソーラス用語： *マシニングセンタ ,  *多軸工作機械 ,  運動 ,  *非接触測定 ,  *変位測定 ,  *三次元測定 ,  *計測システム ,  位置決め ,  測定精度
準シソーラス用語： ボールバー法 ,  *運動精度 ,  円運動 ,  五軸マシニングセンタ

分類 (2件)： 切削一般  (QC02010V) ,  長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器  (AD05020O)

引用文献 (10件)：

• 1) ISO/TC39/SC2 N1832, ISO/CD 10791-6.2, Machine Tools-Test conditions for machining centers-Part 6 : Accuracy of speeds and interpolations, (2010).
• 2) レニショー株式会社:QC20-Wワイヤレスボールバーシステムの詳細と仕様 (カタログ),(2010).
• 3) 坂本重彦,稲崎一郎:ボールバーによる五軸マシニングセンタの組立誤差同定方法,日本機械学会論文集 (C編),63-605 (1997),262.
• 4) 齋藤明徳,堤正臣,牛久健太郎:5軸制御マシニングセンタのキャリブレーション方法に関する研究(第2報),精密工学会誌,69-2(2003),268.
• 5) 黎子椰, 垣野義昭, 川島章弘, 井原之敏, 山路伊和夫, 脇坂宗生:5軸加工機における回転軸系の運動誤差原因の診断に関する研究(第1報),精密工学会誌,69-5(2003),703.

タイトルに関連する用語 (6件)： 非接触 ,  変位計 ,  工作機械 ,  運動精度 ,  測定装置 ,  開発