抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,トランジスタ誕生の背景とその後集積回路への進化,さらに微細加工技術の進化により現在のIT社会を支えるに至った経緯を筆者自身の経験を踏まえて俯瞰している。技術革新をもたらした要素技術約30年前に基礎研究がなされ1980年代に実用化とCMOSデバイスへの標準化とともに製造プロセスの標準化が行われた。その時点でシリコンファンドリーによる水平分業化がおこり,日本の競争力が低下したこと事を述べた。現在の課題として,先端デバイスでは放熱や初期開発コストなどの問題があり,その一つの解決策としてマルチチップが有効であることを示した。半導体産業は,過去30年にわたり国際的に厳しい技術競争と貿易摩擦などの政治問題にさらされている故に今後の国際的な諸問題に対して多くの示唆を含んでいることを示した。(著者抄録)