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J-GLOBAL ID：201202240032991163   整理番号：12A1690358

水田雑草コウキヤガラのあれこれ

著者 (1件)： 森田弘彦 (秋田県大 生物資源科学)
資料名： 農薬春秋
号： 89  ページ： 16-23,1(1)  発行年： 2012年11月16日 
JST資料番号： S0323A  ISSN： 0286-0082  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北日本大震災(2011年3月11日)は津波などにより農作物に甚大な被害をもたらし,津波による海水の浸入を受けた地域は21476haにのぼり,1年後に復旧された農地は30%弱にとどまっている。津波による海水の浸入面積が最大(14341ha)となった宮城県では,イネと雑草の成長への塩分の影響を調べ,塩分濃度の高い圃場内はコウキヤガラのみ,他の圃ばではイヌビエやアメリカセンダングサ等の湿田雑草,イヌホタルイ,ミズアオイ,オモダカ等の難防除雑が確認された。コウキヤガラの塊茎は0.1~0.5%の塩濃度でも生育する特性がある。ここでは,コウキヤガラの形態,水田雑草としての歴史,等について紹介した。

シソーラス用語： *カヤツリグサ科 ,  *雑草 ,  *震災 ,  *津波 ,  *海水 ,  *塩害 ,  イネ科 ,  キク科 ,  ミズアオイ科 ,  オモダカ科 ,  濃度
準シソーラス用語： アメリカセンダングサ ,  イヌビエ ,  イヌホタルイ ,  オモダカ ,  *コウキヤガラ ,  塩濃度 ,  *水田雑草 ,  *東日本大震災

分類 (2件)： 雑草による植物被害  (FC04062J) ,  自然災害  (FC04020J)

引用文献 (16件)：

• 秋田県生活環境文化部 2002 秋田県の絶滅のおそれのある野 生生物、2002 植物編、秋田県、170.
• 千葉和夫 2011私と雑草のかかわり、日植調協会東北支部会報 46:5.6.
• 人郎潟新農村建設事業団(編) 1976八郎潟新農村建設事業団史 (IV 大潟村の生活 1.村の生活環境 (4)主な団体グループ の活動)、同事業団、310.
• 笠原安夫 1951本邦雑草の種類及地理的分布に関する研究 第4報水田雑草の地理的分布と発生度、農学研究39(4) :143.154.
• 笠原安夫 1968 日本雑草図説、養賢堂、400-402.

タイトルに関連する用語 (2件)： 水田雑草 ,  コウキヤガラ