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J-GLOBAL ID：201202240040032841   整理番号：12A0238476

ミクロ組織制御による次世代航空機用Ti-Al-Cr-Fe-C系合金の高力学機能化

High mechanical functionalization of Ti-Al-Cr-Fe-C system alloy for next-generation aircraft applications through microstructural control

著者 (8件)： 赤堀俊和 (名城大学理工学部) ,  新家光雄 (東北大学金属材料研究所) ,  仲井正昭 (東北大学金属材料研究所) ,  堤晴美 (東北大学金属材料研究所) ,  安芸志郎 (東北大学大学院工学研究科 大学院生) ,  逸見義男 (株式会社神戸製鋼所) ,  村上昌吾 (株式会社神戸製鋼所) ,  大山英人 (株式会社神戸製鋼所)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 61  号： 12  ページ： 705-710 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Ti-4.5Al-4Cr-0.5Fe-0.2C合金(KS EF-L)及びTi-4.5Al-2Cr-1Fe-0.1C合金(KS EF-L_mod)に種々の熱処理を施し,力学的特性に及ぼすミクロ組織や析出物の影響を調べた。試料は受領材,焼なまし材及び時効材である。SEMやTEMによりミクロ組織を観察し,引張試験及び疲れ試験を行った。受領材は初析α相とα+β相から成り,析出物は確認されなかった。β変態点以上の焼なまし材ではTiC析出物が確認され,773Kの時効材ではTiCr₂析出物が見られた。析出の傾向はKS EF-Lで顕著であった。両合金の受領材の疲れ強さはTi-6Al-4V合金よりも良好であるが,TiCr₂の析出は疲れ強さのような動的強度の低下をもたらす。

シソーラス用語： *チタン合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  クロム添加合金 ,  鉄添加合金 ,  炭素添加合金 ,  *析出物 ,  α相 ,  β相 ,  焼なまし ,  時効処理 ,  転移温度 ,  *疲れ強さ ,  疲れ試験 ,  析出 ,  炭化チタン ,  航空機

分類 (2件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  組織的硬化現象  (WB01020C)

引用文献 (11件)：

• 1) 大山英人,小野公輔:金属,73(2003),425–429.
• 2) 尾崎勝彦,逸見義男,村上昌吾,小野公輔,大山英人:R&D 神戸製鋼技報,<b>55</b>,No. 3(2005),61–63.
• 3) S. Murakami, K. Ozaki, K. Ono and Y. Itsumi: The Japan Institute of Metals, (2007), 427–430.
• 4) 草道英武,村上陽太郎,木村啓造,和泉 修:金属チタンとその応用,日刊工業新聞社,(1992),55–58,121–141.
• 5) 小野公輔,田中智文,逸見義男,大山英人:軽金属,55(2005),673–677.

タイトルに関連する用語 (9件)： ミクロ組織制御 ,  次世代 ,  航空機 ,  Ti ,  Al ,  Cr ,  Fe ,  合金 ,  力学