抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,すれちがい通信で重要なデータを伝送するために,通信履歴を利用した高信頼データ転送技術を提案する。提案方式では,数多くの伝送データで宛先となっているユーザを,送信ユーザにとって信頼できるユーザであると考え,データの宛先となった回数を基に各ユーザの信頼度を計算する。この信頼度は,送信データが生成される度に時々刻々と変化し,ユーザの参加・離脱にも対応する。そして,信頼度の高いユーザだけを経由してデータを伝送することで,高信頼なデータ転送を実現する。さらに,他ユーザとのすれちがい頻度を計算し,宛先ユーザとすれちがいやすいユーザにデータを転送する。これにより,信頼性が高く,かつホップ数の少ないデータ伝送が実現される。本方式の性能は,ユーザの参加・離脱を考慮したシミュレーションで評価し,従来法との比較から提案法の有効性を示す。(著者抄録)