抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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良好な運手者でも,疲労などの理由から,ブレーキ操作遅れのミスが避けられない。車載カメラは車線逸脱警報や自律緊急ブレーキなどの機能を支援している。単一カメラによる物体認識には限界がある。他の方法である立体カメラは,物体形状,寸法がわかる三次元画像の取得が可能なので,物体弁別処理の必要がない。BMW社やDaimler社等は,立体カメラの使用を一時期検討した。Tier One Continentalは2009年にプロジェクトを開始した。200mm離して設置した2台のCMOSカメラを,風防ガラス内側の堅牢な容器に収納し,測定レンジは60mで,30m位置における物体までの測定誤差は300mm以内である。校正はOEMで実施するが,路上での恒久的自動校正も可能。同社の立体カメラとレーダセンサのデータ融合は遠距離,悪天候などにおいて物体検知に最善の手段となり,Euro NCAP要求を満足するものと考えられる。本稿はこれらの動向を紹介した。