文献

J-GLOBAL ID：201202240114436435   整理番号：12A1318553

レオロジーモデルに基づく濃厚系凝集サスペンジョンのフラクタル次元の推定

On Rheological Approach to Estimate Fractal Dimension of Aggregate in Concentrated and Flocculated Suspension

著者 (2件)： 後藤卓 (北大 大学院工学院) ,  名和豊春 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 日本レオロジー学会誌  (Journal of the Society of Rheology, Japan)
巻： 40  号： 4  ページ： 157-164  発行年： 2012年09月03日 
JST資料番号： Z0961A  ISSN： 0387-1533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 剪断速度および体積濃度を変えた濃縮系凝固サスペンション中のフラクタル凝縮体のフラクタル次元をレオロジーモデルから算出し,剪断速度および体積濃度の増加がフラクタルな凝集体の構造に及ぼす影響について検討した。平均粒径2.4μmのシリカ粒子をNaNO₃水溶液を用いて凝集を促して,体積濃度を0.05~0.55(0.05毎)また,剪断速度を0.001~300.0S^-1に変化させて,定常状態の相対粘度を測定した。Milsno濃厚凝集系サスペンションに粘度発現モデルMuehleの流れ場のフロックの解砕モデルを組み合わせて,有効体積濃度と剪断速度の両対数プロットの当てはめてフラクタル次元を値を求めた。その結果,剪断場では体積濃度が増加するフラクタル次元の値が増加することが分かった。

シソーラス用語： *濃縮 ,  *凝集 ,  *懸濁液 ,  *レオロジー ,  *フラクタル次元 ,  微粒子 ,  剪断速度 ,  ずり粘度 ,  濃度依存性 ,  曲線あてはめ ,  *モデル ,  体積率 ,  速度依存性 ,  硝酸ナトリウム ,  二酸化ケイ素
準シソーラス用語： シリカ ,  *レオロジーモデル

分類 (1件)： レオロジー一般  (BL01011R)

引用文献 (49件)：

• 1) Einstein A, Vol.19, pp.289-306 (1906).
• 2) Krieger IM, Doughety TJ, Trans Soc Rheol, Vol.3, pp.137-152 (1959).
• 3) Meakin P, Jullien R, J Chem Phy, 89, 246 (1988).
• 4) Meakin P, Advances in Colloid and Interface Science, 28, 249-331(1988).
• 5) Sonntag RC, Russel BR, Journal of colloid and interface science, vol.113, No.2 (1986).

タイトルに関連する用語 (5件)： レオロジーモデル ,  凝集 ,  サスペンジョン ,  フラクタル次元 ,  推定