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J-GLOBAL ID：201202240145766034   整理番号：12A0754347

超音波センサーによるクラゲ検知システムの開発

Development of the acoustic monitoring system for jellyfish blooms

著者 (4件)： 野方靖行 (電力中研) ,  遠藤紀之 (電力中研) ,  八木田康信 (本多電子) ,  岡田浩二 (本多電子)
資料名： 電力中央研究所環境科学研究所研究報告  (電力中央研究所環境科学研究所調査報告)
号： V11012  ページ： 19P  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： F0293D  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ミズクラゲは大量発生した場合に発電所の取水施設に入り込み重大な障害をひき起こす。そのため,発電所ではクラゲ防止ネット等による対策を実施しているが,効率的な防止には海域におけるミズクラゲの発生規模や取水口への接近情報等の把握が必要である。そこで,ミズクラゲパッチの定量的な検知が可能な超音波センサーを利用した検知システムを開発した。超音波センサーは一般的な魚群探知機と比べ,解像度,感度および観測範囲を改良することでクラゲを検知可能となった。検知システムは設置式と可搬式を作成した。設置式は,超音波センサーで観測されたエコー信号の波形データをPCに取り込み,クラゲに特徴的な信号と移動速度情報からクラゲ群を認識し,警報を発するシステムを作製した。可搬式は,超音波センサーとGPS装置を連動させ,3次元的に表示可能なシステムとした。

シソーラス用語： *ハチクラゲ類 ,  *音波センサ ,  *ヒドロ虫類 ,  発電所 ,  取水施設 ,  技術開発 ,  警報システム
準シソーラス用語： *クラゲ ,  *ミズクラゲ ,  可搬式 ,  *検知システム ,  *侵入検知 ,  設置 ,  *超音波センサ ,  超音波検知器

分類 (2件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  発電一般  (NB03010W)

引用文献 (22件)：

• 1)安田徹(1988).ミズクラゲの研究.(水産研究業書37日本水産資源保護協会),139pp.
• 2)安田徹・上野俊士郎・足立文(2003).海のUFOクラゲ-発生・生態・対策-(恒星社厚生閣),206pp.
• 3)滝沢正登(2005).電気産業への影響-柏崎刈羽原子力発電所におけるクラゲ対策の現状.日本プランクトン学会報,52,36-38.
• 4)石井晴人(2001).環境変動が沿岸海洋プランクトン生態学に及ぼす影響.日本プクンクトン学会報,48,55-61.
• 5)桑原連・佐藤修一・野口信彦(1969).ミズクラゲの生態学的研究-I-1966,1967年夏季の東京湾北東部における分布状態について.日本水産学会誌,35,156-162.

タイトルに関連する用語 (4件)： 音波センサー ,  クラゲ ,  検知システム ,  開発