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J-GLOBAL ID:201202240155381750   整理番号:12A0868144

サウジアラビアの汚染湿地帯環境のナイルティラピア(Oreochromis niloticus)の鰓および肝臓における病理組織学的バイオマーカー

Histopathological biomarkers in gills and liver of Oreochromis niloticus from polluted wetland environments, Saudi Arabia
著者 (5件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 1028-1035  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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魚は周辺外部環境と直接に接触して生きていて,水性汚染物質に損傷を受けやすい。本研究において,ナイルティラピア(Oreochromis niloticus)をAl-Hassa灌漑水路の3か所,すなわちAl-Jawhariya,Um-Sabah,およびAl-Khadoudで捕獲した。鰓および肝臓における組織学的変化を顕微鏡により検出して半定量分析で評価した。また,重金属をこれら場所の水サンプルで定量した。結果は,全ての場所が種々の重金属で汚染されていることを示した。CdおよびPbがほとんどWHO基準値以上の濃度で検出された。同時に種々の病理組織学的異常が魚検体の鰓および肝臓で観察された。鰓弁では,細胞増殖,表層細胞異常増殖,層状融合,気道上皮浮き,および動脈瘤の存在が認められた。肝臓では,肝細胞の空胞変性,類洞輻輳,柔組織の壊死,核濃縮,好酸性肝細胞変性,色素蓄積,メラノマクロファージ中心の数およびサイズにおける増加が認められた。重度の慢性炎症を起こした肝臓腫瘍がAl-Khadoud地域の魚で時々見られた(最初の報告)。組織学的損傷は肝臓において比較的最も重度であった。重金属評価は場所で顕著な差違を示さなかったが,病理組織学的バイオマーカーは調査した魚がストレスの多い環境条件下で生息していることを示した。したがって,著者らはこれらバイオマーカーを水生系の将来的モニタリングに使用することを提言した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
重金属とその化合物一般  ,  河川汚濁  ,  動物に対する影響 

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