文献

J-GLOBAL ID：201202240219344668   整理番号：12A0576385

[産業・社会システムに資するビッグデータの活用]スマートシティビジネスの成功要因となるデータ分析力

著者 (1件)： 木下貴史 (野村総研)
資料名： ITソリューションフロンティア  (IT Solutions Frontier)
巻： 29  号： 4  ページ： 20-21  発行年： 2012年03月20日 
JST資料番号： L5014A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 環境を壊さずにいつまでも安心・安全に暮らせて未来に向けて発展するといった都市の課題を解決するために,スマートシティでは都市基盤の効率的運用を実現する。本論文では,設備インフラから個人の領域まで都市の状態を表す多くのデータをタイムリー,かつ膨大に収集・活用する取組みについて述べた。まず,スマートシティに関わるビッグデータ分析では一般企業におけるマーケティングや新事業の創出のほか,自治体やインフラ事業者によるエネルギーの効率的利用,都市の安全,物流・交通の効率化などが期待されることを示した。そのためには,1)電力・水,及び交通の長期需要予測,2)リアルタイムの需要予測と対策検討及び災害予測,3)機器・設備の老朽化予測及び稼働停止の可能性予測が必要であり,ビッグデータの活用によって従来よりも高精度・高効率化が望める。実際に欧州の水資源管理企業(水メジャー)は垂直統合に基づくビジネスモデルに基づき,水資源管理に関するナレッジの蓄積によって国際的な競争力を得ている。また,米国IBM社では統計学,確率論,力学の専門家による徹底的な分析で得たノウハウを競争力の源泉とし,IT(Information Technology)ビジネスの成長を図っていることを示した。

シソーラス用語： 大規模系 ,  *計算機利用システム ,  水資源 ,  都市 ,  インフラストラクチャー ,  設備 ,  *マーケティング ,  自治体 ,  *省エネルギー ,  需要予測 ,  実時間処理 ,  *資源管理 ,  情報蓄積 ,  競争力 ,  ノウハウ ,  情報技術
準シソーラス用語： *ビッグデータ ,  スマートシティ ,  ビジネスモデル ,  *水資源管理 ,  IT

分類 (4件)： その他の情報処理  (JE15050M) ,  マーケティング  (KA06020W) ,  エネルギー消費・省エネルギー  (LD01000B) ,  水利用,その他  (RC11030Q)

タイトルに関連する用語 (8件)： 産業 ,  社会システム ,  ビッグデータ ,  活用 ,  スマートシティ ,  ビジネス ,  成功要因 ,  データ分析