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J-GLOBAL ID:201202240392092054   整理番号:12A1691875

緑色蛍光蛋白質キメラマウスにおいてヒドロキシアパタイト/β-リン酸三カルシウムバイオセラミックによる異所性骨化は生じることができない

Ectopic bone formation cannot occur by hydroxyapatite/β-tricalcium phosphate bioceramics in green fluorescent protein chimeric mice
著者 (9件):
資料名:
巻: 262  ページ: 200-206  発行年: 2012年12月01日 
JST資料番号: B0707B  ISSN: 0169-4332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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多くの研究はリン酸カルシウムセラミック(CP)が骨伝導性および骨誘導性を有することを示している。しかし,骨誘導の正確な機構はまだ報告されていない。本研究は,現在明確とはなっていない機構を説明するため,免疫機能の破壊が骨形成に影響するかどうかを調べた。20匹のC57BL/6マウスを2つのグループに分けた(各n=10)。グループ1では,ヒドロキシアパタイト/β-リン酸三カルシウム(HA/βTCP)セラミックを各マウスの左右両下肢筋に移植した。グループ2では,10匹のマウスは致死照射を受け,ついで緑色蛍光蛋白質(GFP)トランスジェニックマウスからの骨髄(BM)細胞を尾静脈により注射した。骨髄移植(BMT)後,心臓,肝臓,脾臓,肺,腎臓,および筋肉を生物学的分析用に採取した。GFPキメラモデルができたあと,BMTの直後に同じHA/βTCPセラミックを各マウスの両下肢筋に移植した。移植後の45および90日に2つのグループのセラミックを採取して,ヘマトキシリン-エオジン染色および免疫組織化学染色をおこなった。結果によれば,グループ2では骨形成はなかった。他方,グループ1では新しい骨組織が検出された。この発見は,GFPトランスジェニックマウスからのBM細胞がよいバイオマーカーであり,キメラモデルのよいプラットホームが提供できることを示唆した。また,BM細胞は骨誘導の細胞資源の一つであること,および免疫機能の破壊はCPによる骨誘導を妨げるであろうことも示した。全体として本研究は,将来のしっかりとした骨誘導の機構研究に手がかりを与えたのではないかと考える。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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医用素材  ,  セラミック・磁器の性質 

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