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J-GLOBAL ID：201202240425224466   整理番号：12A0775930

マハタの種苗生産技術開発の現状と今後の課題

著者 (1件)： 土橋靖史 (三重水研)
資料名： 水産海洋研究  (Bulletin of the Japanese Society of Fisheries Oceanography)
巻： 76  号： 2  ページ： 83-86  発行年： 2012年05月01日 
JST資料番号： Y0112A  ISSN： 0916-1562  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 三重県水産研究所で平成8年から取り組んでいるマハタの種苗量産および養殖に関する技術開発について紹介する。技術開発は,(1)性転換技術開発,(2)飼育初期の技術開発,(3)ウイルス性神経壊死症(VNN)対策,(4)秋季採卵技術開発,などの4課題に取り組んだ結果,平成11年度にはマハタ稚魚3.6万尾の生産に成功した。以後は10万尾以上の量産が可能となった。平成20年度からは,三重県水産振興財団への技術移転を進めており,中間育成後に養殖用種苗として県内の魚類養殖業者に配布されている。また,これに合わせて,マハタ養殖マニュアルも作成し,定期的な研修会も開催している。これら一連の取り組みに対しては,平成22年の全国水産試験場長会会長賞を受賞した。

シソーラス用語： *ハタ科 ,  *種苗管理 ,  技術開発 ,  *養殖 ,  飼育 ,  飼育管理 ,  ウイルス性魚病 ,  採卵 ,  性転換
準シソーラス用語： VNN ,  ウイルス性神経壊死症 ,  *マハタ ,  技術移転 ,  *魚類養殖 ,  *種苗生産 ,  中間育成

分類 (2件)： 魚類  (FH02020K) ,  増養殖の技術  (FH04020Y)

引用文献 (7件)：

• 三重県尾鷲農林水産商工環境事務所水産室. マハタ東紀州特産品化促進事業によるアンケート結果. 東紀州のうみとみなと. 2008, 20, 4-5
• 三重県尾鷲農林水産商工環境事務所水産室. マハタ東紀州特産品化促進事業について. 東紀州のうみとみなと. 2008, 21, 1
• 土橋靖史. マハタの種苗生産技術開発に関する研究. 博土論文, 三重大学. 2004, 40-41
• 土橋靖史. 水温および日長調整によるマハタの9月採卵. 水産増殖. 2007, 55, 395-402
• 土橋靖史. マハタ種苗生産におけるウイルス性神経壊死症(VNN)の防除対策の検討. 水産増殖. 2002, 50, 355-361

タイトルに関連する用語 (4件)： マハタ ,  種苗生産 ,  開発 ,  現状